渚と共に逃げた黒乃は途中で七翔と合流した。
「この辺まで来ればいいだろ・・・」
「そうだな。しかしまさかこんな子供が・・・」
「そう・・・生物兵器・・・」
こんな幼い子がと七翔は黒い空を見上げ呟く。
「取り合えず離れるぞ。うだうだしてると追いつかれる。詳しいことはあっちに帰ってからだ。」
「「了解」」
三人はその場を離れていった・・・
都内某所---
「よっこらせ・・・」
黒乃は背負っていた少女をソファーに下ろす。
ここは黒乃達の生活の拠点であり、上からの指令や武器の保管、作戦会議などを行う言わばアジトである。
「しかし、生物兵器をどうするんだここまで連れて来て・・・」
「上からの指示を仰ぐさ・・・渚。とりあえず村松さんに連絡を取ってくれ・・・」
「わかったわ」
渚は奥の部屋へと歩いていく。
「さ〜てと俺は、ライフルの手入れしとくかな。肝心なときに弾詰まりしたら嫌だからよ。」
軽く黒乃の肩を叩き七翔も奥へと消えていった。
「しかしこんな子供がねぇ・・・」
黒乃は少女の首からぶら下がっているドッグタグを見つける。
「000。Prototype Egesね・・・随分大層な名前を付けちゃってよ・・・下種野郎達が!!」
東アジア共和国のやった事に腹が立った黒乃はゴミ箱を蹴り飛ばす。
「ん・・・ここは・・・」
ソファーで寝かしていた少女が目を覚ます・・・
「目が覚めたか!?」
「はい〜あとここはどこですかぁ?」
「俺達のアジトだが?」
「そうですか〜」
なんともおっとりしている少女に黒乃の警戒が緩む・・・
(毒ガスやらなんか撒き散らすかとおもったが・・・)
生物兵器だからと言ってその考えはないだろう・・・
「なんで私はこんな所に居るんでしょう?」
「居るんでしょう・・・って言われてもな」
俺が連れてきたから・・・としか答えようが無い。
「私は一体だれなんでしょう?」
「なっ!?記憶が無いのか!?」
「そうみたいです〜」
「はぁ・・・どうするかね・・・何か名前が無いと呼びずらいしな。」
「はい〜そうですね。良かったら貴方が名前を考えてくれませんか?」
「お、俺が!?名前ねぇ・・・」
そんな事を考えてるとドッグタグが目に入る。
「そうだな・・・イージスってのは?」
「イージスですか?」
「そのドッグタグからとってみた。」
「はい〜よろしくお願いします。」
少女にイージスと言う名がついたその時・・・
「黒乃!本部と連絡取れたよ!」
「わかった!イージス一緒に来てくれ!」
「わかりました〜」
第弐話 呼び名は・・・
あとがき
まぁ書いてみました・・・
取り合えずこんな感じ・・・駄文ですまんね・・・まだまだやることあるから完成系じゃないけど専門用語とか入れてったほうがカッコいいかなと思う今日この頃・・・
まぁ書いてみました・・・
取り合えずこんな感じ・・・駄文ですまんね・・・まだまだやることあるから完成系じゃないけど専門用語とか入れてったほうがカッコいいかなと思う今日この頃・・・
by満月街 改め 19世紀末ロンドンのJ