第34話 危機
くっそ!!自分で守ると決めたのに・・・
守りきれなかった。大切な力・・・
それでも・・・僕は・・・チヅルを・・・トシオを・・・
そう思いながら走り続けて・・・
その頃古代兵器前では・・・
「ミカエル様、例の品お届けに参りました。」
トシオが守護零刀を渡しながら言った。
「よくやった・・・あとはあいつらが来れば・・・」
そこにシンヤとチヅルがやって来た。
「ただいま戻りました。」
シンヤが言った。「ご苦労。ふむ・・・ちゃんと連れてきたようだな。」
「その女も必要だとは思わなかったが・・・予定通りだ・・・」
「あとは・・・やつらが来れば・・・フロウそろそろ準備をしておけ。」
ミカエルが不敵な笑みを浮かべながら言った。
「わかりました。」
フロウもわかっていたのだろう。何かを準備しながら言った。
「おや?姫様の到着か・・・」
そこにはユナがいた。それと同時にケンジも到着した。
「お前らー!!ふざけんな!!!」
ケンジがついに声を張り上げて言った。その時
「ふっ・・・あっはっは!!」ミカエルが笑っていた。
「ついにこの時が来た!!これですべてが終わる!!」
「フロウよ結界だ。頼んだぞ!!」
「はっ!!」
結界が張られ誰も邪魔をできなくなっていた・・・
「よぉし、まあ、多少予定は狂ったが、この剣に封じられている魂で代用が効く。
 あとは役者が揃うのを待つのみ!!」
「これで、すべての終わりだ!」
ミカエルは剣を刺そうと振りかざした・・・そう・・・すべてを終わらせるために・・・
by最強のD.C.使い