くっそ!!自分で守ると決めたのに・・・
守りきれなかった。大切な力・・・
それでも・・・僕は・・・チヅルを・・・トシオを・・・
そう思いながら走り続けて・・・
その頃古代兵器前では・・・
「ミカエル様、例の品お届けに参りました。」
トシオが守護零刀を渡しながら言った。
「よくやった・・・あとはあいつらが来れば・・・」
そこにシンヤとチヅルがやって来た。
「ただいま戻りました。」
シンヤが言った。「ご苦労。ふむ・・・ちゃんと連れてきたようだな。」
「その女も必要だとは思わなかったが・・・予定通りだ・・・」
「あとは・・・やつらが来れば・・・フロウそろそろ準備をしておけ。」
ミカエルが不敵な笑みを浮かべながら言った。
「わかりました。」
フロウもわかっていたのだろう。何かを準備しながら言った。
「おや?姫様の到着か・・・」
そこにはユナがいた。それと同時にケンジも到着した。
「お前らー!!ふざけんな!!!」
ケンジがついに声を張り上げて言った。その時
「ふっ・・・あっはっは!!」ミカエルが笑っていた。
「ついにこの時が来た!!これですべてが終わる!!」
「フロウよ結界だ。頼んだぞ!!」
「はっ!!」
結界が張られ誰も邪魔をできなくなっていた・・・
「よぉし、まあ、多少予定は狂ったが、この剣に封じられている魂で代用が効く。
あとは役者が揃うのを待つのみ!!」
「これで、すべての終わりだ!」
ミカエルは剣を刺そうと振りかざした・・・そう・・・すべてを終わらせるために・・・
第34話 危機
by最強のD.C.使い