朝、三人は学校に向かっていた。
「みつやくん、半蔵さんが言っていた『何か』ってなんだろう?」
「さー?よく分かんないけどあの様子だと・・・。」
「おーい、あした何話してるんだ〜?あっ!もしかして今日短縮授業か?」
「さいと、おまえ・・・、つばき行こうか。」
「そうだね〜行こ行こー(昨日は少しかっこいいと思ったのになぁ)」
「おい!ちょっと待てよ!!」
歳人は前を行く二人を追いかける。
学校に着くと一、二時間目の授業『魔法応用』を受ける。
内容は壊れてしまった物を魔方陣を使って直すと言うものだった。
明日と椿は簡単に出来てしまったが歳人は苦戦していた。
「だーかーらー!違うってここは三角陣でこっちにこの第二魔方陣式を書いて・・・」
明日も黙って見ていられず椿と一緒に教える。
「それでこっちにこの式を書いて・・・いや、そこじゃなくて・・・」
そうしてるうちにあっという間に二時間過ぎた。
「明日この魔法のテストやるから練習しとけよ〜。」
「「「えぇ〜!!」」」
「実技点に入るからこれ出来なかったら・・・ニヤッ」
「まーこんなのコツさえつかめば簡単だからな!さいと。」
「私も教えてあげるからさ。」
「ありがとう〜!あした〜!!」
そう言うと歳人は明日を抱きしめた。
「おい!やめろよ〜さいとー(笑」
「ありがとう〜!つばき〜!!」
歳人は椿を抱きしめようと近寄った瞬間
いっ!いやああああああ!!!
『パチン!!』
高い音が響いた。
「ぐがぽ!!!」
歳人の左頬には手形がくっきり残されていた。
「うう・・何だよ〜痛っつー・・・」
「あっ!ご、ごめん!その、べ、別にさーくんが嫌いとかそんなんじゃなくて・・その・・・つい・・・そう!反射的にね!防衛反応ってやつかな?ははは」
頬を赤らませて、不自然なくらい笑っている。
「んまー許してやる変わりに飯買って来いな、もちろんつばきの自腹で」
「えー何でよ!お金は払ってよ!!」
「じゃ次は武術の授業だし教室で生着が・・・・」
「バコ!」
「死ね死ね死ね!3万回死ね!変態!!不潔!!!」
「ご愁傷さま、さいと」
と明日は言い、泡を吹いて倒れている歳人の前で手を合わせた。
三、四時間目の武術が終わるとHRのため教室に戻った。
『ピンポンパーン』
「片山くん、三ツ矢くん、向谷さんはHR終わりしだい職員室まで来てください」
放送が入り、三人は職員室に行った。
そこには半蔵がいた。
「やあ!えー君たちに話したいことがあってね。」
「何々!?みんなでピクニックにでも行くのか!?」
明日も、椿ですらツッコむことを呆れた。
「・・・で半増さん本当のところは何なんですか?」
「いやー実はね―――――・・・」
脱走事件のこと、雷光が亡くなったことなど昨日の出来事を話した。
第八話 ちゃんとしな歳人
あとがき
えーこれ書くのに三時間費やしました、テスト期間中なのにね
でもこれが、剿骭氏iやづき)クオリティ!!!!
↑の記号なんて読むのですか?
分かった人連絡ください
えーこれ書くのに三時間費やしました、テスト期間中なのにね
でもこれが、剿骭氏iやづき)クオリティ!!!!
↑の記号なんて読むのですか?
分かった人連絡ください
by剿骭氏iやづき)