第八話  ちゃんとしな歳人
朝、三人は学校に向かっていた。
「みつやくん、半蔵さんが言っていた『何か』ってなんだろう?」
「さー?よく分かんないけどあの様子だと・・・。」
「おーい、あした何話してるんだ〜?あっ!もしかして今日短縮授業か?」
「さいと、おまえ・・・、つばき行こうか。」
「そうだね〜行こ行こー(昨日は少しかっこいいと思ったのになぁ)
「おい!ちょっと待てよ!!」
歳人は前を行く二人を追いかける。
学校に着くと一、二時間目の授業『魔法応用』を受ける。
内容は壊れてしまった物を魔方陣を使って直すと言うものだった。
明日と椿は簡単に出来てしまったが歳人は苦戦していた。
「だーかーらー!違うってここは三角陣でこっちにこの第二魔方陣式を書いて・・・」
明日も黙って見ていられず椿と一緒に教える。
「それでこっちにこの式を書いて・・・いや、そこじゃなくて・・・」
そうしてるうちにあっという間に二時間過ぎた。
「明日この魔法のテストやるから練習しとけよ〜。」
「「「えぇ〜!!」」」
「実技点に入るからこれ出来なかったら・・・ニヤッ」
「まーこんなのコツさえつかめば簡単だからな!さいと。」
「私も教えてあげるからさ。」
「ありがとう〜!あした〜!!」
そう言うと歳人は明日を抱きしめた。
「おい!やめろよ〜さいとー(笑」
「ありがとう〜!つばき〜!!」
歳人は椿を抱きしめようと近寄った瞬間
いっ!いやあああ!!!
『パチン!!』
高い音が響いた。
「ぐがぽ!!!」
歳人の左頬には手形がくっきり残されていた。
「うう・・何だよ〜痛っつー・・・」
「あっ!ご、ごめん!その、べ、別にさーくんが嫌いとかそんなんじゃなくて・・その・・・つい・・・そう!反射的にね!防衛反応ってやつかな?ははは」
頬を赤らませて、不自然なくらい笑っている。
「んまー許してやる変わりに飯買って来いな、もちろんつばきの自腹で」
「えー何でよ!お金は払ってよ!!」
「じゃ次は武術の授業だし教室で生着が・・・・」
「バコ!」
「死ね死ね死ね!3万回死ね!変態!!不潔!!!」
「ご愁傷さま、さいと」
と明日は言い、泡を吹いて倒れている歳人の前で手を合わせた。

三、四時間目の武術が終わるとHRのため教室に戻った。
『ピンポンパーン』
「片山くん、三ツ矢くん、向谷さんはHR終わりしだい職員室まで来てください」
放送が入り、三人は職員室に行った。
そこには半蔵がいた。
「やあ!えー君たちに話したいことがあってね。」
「何々!?みんなでピクニックにでも行くのか!?」
明日も、椿ですらツッコむことを呆れた。
「・・・で半増さん本当のところは何なんですか?」
「いやー実はね―――――・・・」
脱走事件のこと、雷光が亡くなったことなど昨日の出来事を話した。
あとがき
えーこれ書くのに三時間費やしました、テスト期間中なのにね
でもこれが、剿骭氏iやづき)クオリティ!!!!
      ↑の記号なんて読むのですか?
      分かった人連絡ください
by剿骭氏iやづき)