歳人は走った。
この外には椿と明日たちがいる・・
歳人はアウトロウラインの天までそびえる壁まで到着したのだが、
高い・・。
そう、このアウトロウラインは決して飛び越えることはまず不可能で、
いつかのやつらのように紐なども今は持ち合わせていない。
困ったな・・。歳人が悩んでいると、
「やあ、お困りかい」
聞きなれた声、あぁ、そういえば
「明月さん!!(いつのまに・・。)」
「なんや、困ったら呼んでくれって言うたやろ?もう忘れとるんか?」
そう言えばそんな事言われたっけ、姿が見えなかった(消していたのだろう)ので気づかなかったが、護衛にはこの人がいたのだ。
「ってことは椿たちのほうは・・」
「あぁ、水穂さんがおるやろうね。」
あぁ、よかった、これで一安心だ。
「すぐに合流できるで、さ、飛ぶぞ」
え・・?飛ぶ・・?あ、まだ心の準備がっ、ってあぁ!
ヴイン とその場から2人の姿はなくなった。
同刻。
椿たち3人はアウトロウライン付近に到着した。
「で、ここを超えるにはどうするんです?水穂さん?」
「その必要はないわ。まぁまぁ、待ちなさい・・・そろそろね。」
そう水穂が言った直後に地面が発光しだした。
と、そこから現れたのは歳人と明月だった。
「お、よう皆!」
良かった。再開を果たしたところで安堵が訪れた。
「そいで、情報は持っとるね、あとこれを持ち帰ればええんやな。」
落ち着いた口調で明月が言った。
「そうか、それはご苦労なことだ。」
一同が振り返ると、そこには無神御一行の姿があった。
「これはこれはおそろいで」
言葉を発すると同時に明月は地面に何かを投げつけた。
何かからは白い煙がもくもくと煙を上げている。
「皆、今や!逃げろ!」
「ちっ、煙玉・・、目隠しのつもりか・・!」
無神は煙を払いのけようとするが・・・
「ざぁんねんでした。」
明月は指先から小さな炎を出した。
刹那。
煙に炎が燃え移り炸裂する。
「ちっ、小癪なマネを・・。」
無神は腕を横に振る。すると炎が無神らの目の前で弾かれてしまった。
「くそっ・・」
だが、そこには明月さえ、歳人一行は姿を消していた。
「無神様、追いますか?」
「いや、その必要はない。『既に追っている』』
歳人たちは走っていた。
ここ、アウトロウライン付近は大きな壁のため日当たりがほぼ皆無で、
昼であるというのに薄暗く、どこかひんやりしている。
走っているうちにだんだんと霧が出てきた。
「フフ、貴様らも残念だったな。」
どこからか、声がした、霧が晴れた。
そこにいたのは無神だった。
「また、会ったな、諸君。私からは逃げられないだろう。」
薄笑いを浮かべながら、判決を下すかのように言った。
「ほう、アンタらを倒さないと返してもらえないっちゅーことかい」
「その通りだ、ただ、倒すことができれば、の話しだがな。」
無神一行はすでに戦闘態勢へと入っている。
だが、明月のほうも、『準備が完了していた』
地面に光の円が現れた。
「よし、今や、皆乗るんや!」
そう、それは学校への転送ゲート。これに乗れば一瞬でゴールすることができる。
急いで歳人、明日、椿が円に乗る。
「あれ、明月さんは・・?」
「っは、俺はここでこいつら倒してかへんとな。」
「姉さん!」
椿が水穂を呼ぶが
「あんたはさっさと帰って学校で勉強でもしてなさいよ。」
そうか、彼らはここで無神達を・・
いや・・
「!!」
歳人は円から外に出た、それに椿は驚いた。
「なにやってるのよ!早くしなさい!」
「いや、俺はここで明月さんたちと戦うよ。」
すると、
「じゃぁ、僕も戦うしかないね。」
明日も外へ出た。
残された椿はもちろん・・
「わ、わかったわよ、私も戦えばいいんでしょ!」
「ほう、物好きな奴らだ。」
微かに笑いながら、呆れたように無神が言った。
「ほんとにええんか?戻らへんで。」
「はい!」
歳人は頷いた。
「そりゃね」
明日もそれに肯定する。
「だ、大丈夫に決まってるわ!」
椿はもうやけくそだ。
「あら、すこしはがんばるのね」
水穂がくすり、と言った。
「うるさいわね!いいのよこれで!」
役者はフル出場。天気は快晴。
学校への帰還をかけた戦いが始まる。
第28話 さいあくだ
あとがき
現在午前4時22分です
あっれ、おっかしいなぁ、
最終決戦っぽくなっちゃったよ!
まだ、早いよネ!そおこらへんは対応よろっていうか(笑
ちなみに題名は誰かの気持ちです!
多分俺でs・・・・
・・・ゴホン。うそです(多分
皆、おにーさんおねーさんわすれちゃだめだよっ!
あと、あとがきをネガティブに書くのやめよ。
クオリティ低いです、とか、何も考えてません、とか、さ、ね!
あと設定は書く人が随時作るものだから、なんとも言わないほうがイイかも・・
そして困ったことに文が長いのであとがきはこのへんで
現在午前4時22分です
あっれ、おっかしいなぁ、
最終決戦っぽくなっちゃったよ!
まだ、早いよネ!そおこらへんは対応よろっていうか(笑
ちなみに題名は誰かの気持ちです!
多分俺でs・・・・
・・・ゴホン。うそです(多分
皆、おにーさんおねーさんわすれちゃだめだよっ!
あと、あとがきをネガティブに書くのやめよ。
クオリティ低いです、とか、何も考えてません、とか、さ、ね!
あと設定は書く人が随時作るものだから、なんとも言わないほうがイイかも・・
そして困ったことに文が長いのであとがきはこのへんで
byあげ