第35話 補助(ほど)補助(ほど)にね
「そうか、その姿を見ると本気みたいだな、ではこちらも本気でいかないと失礼だな」
無神はあの万年筆を出た。
「えっ?あぁ分かった!ダーツだろ」
歳人はダーツを投げるモーションをしながら真剣な顔で言った。
明日と椿も下を向き肩を震わせていた。
「フゥゥ・・・まーよい」
そう言うと無神は万年筆に力を込めて剣にする。
「おお!スゲーなあれ」
「「関心してる場合じゃないよ!」」
無神の姿がどんどん変わっていく
「学生なんぞにこの無神が負けるわけないからな・・・だが、容赦はしない」
無神は独特の構えをして周りの空気を変えていく、同じく歳人の方は
「つばき補助を頼む」
「はいはい、言われなくても分かってるわよ」
歳人と明日の周りが白い光に包まれた。
「補助魔法は習いたてだから長い時間もたないから二人とも注意してよね」
「「了解であります、隊長!」」
椿に向け二人は敬礼した。
「おまえら私をバカにしてんのか?」
「え、いや・・・そんなつもりは・・・」
無神はついに怒りが頂点に達してしまった。
「おまえ等いい加減にしろよ・・・」
歳人たちは無神の声が聞こえなかったのか無神を無視している。
「オマエライイカゲンニシロヨォォォ!!!」
無神は思いっきり地面を蹴り一瞬で歳人たちの前まで来る刹那、万年筆を大きく横振りする。
「死ねぇぇぇ!!」
「さいと!!!」
明日は一瞬血の気がひいた
「慌てないのよみつやくん♪」
人差し指を立てウインクする
当たったと思った無神の攻撃は椿の補助魔法で止めた、
「何っ!?」
「そんなに慌てないでよ、おじさん」
「ビックリさせんなよ!」
無神は歳人たちから距離をとる
「ハハ・・・フハハハハハハハならば!!」
「んなんだ!?」
懐から二本目の万年筆を取り出し7色のインクカートリッジを入れる、そして万年筆を耳にかける
「さぁ・・・コイ!!」
「言われなくても・・・」
「行きますよ!」
歳人はさっきの無神とほぼ同じ速さで無神に接近する、だが
「フハハハハ・・・」
無神は左腕を掲げ、剣先を歳人にかざすと剣が緑色になり無神の回りに緑の壁が出来た。
「こんなもん!」
歳人は右の拳に力をため移動速度を上げた。
「ブチ破れー!!!!」
勢いよくそして重たい一撃を壁にぶつける     しかし
「ぐあ!」
歳人は跳ね飛ばされたそれと同時に歳人だけ包んでいた白い光がなくなる
「フハハハ」
耳にかけた万年筆が赤色に変わるそれに連携して持っていた剣も赤色になるそして剣の周りに赤いオーラが集まって自分の身長の5倍はあろう刃になった、その長く赤い刃を歳人に向けて振り落とす、歳人はさっき受けたダメージで動けない。
「フハハ・・・サヨウナラダ」
あとがき
本当にごめんなさい、夏バテなのか寝不足なのか、よく分からんがダウンした
しかも、こんな中途半端ですまない、これ以上俺が持ってるといつ終わるのか分からないのでまわします。
鈴虫のなく頃に音色さんよろしくお願いします。
by夜月