「その子は・・兵器としての要素を何も持っていなかったんです」
検査員からの報告を受ける。
『んー見た目からこんな少女に兵器としての要素があるほうが逆におかしいよな』
軽く頭を下げ、
「分かりました、検査ご苦労様でした。」
ピー、、、ガガーガー・・・・
『まだ内部に潜伏してるかもしれない、警戒してくれ!』
言ってくれるなぁ、見えない敵をどう見つければいいんだよ。
クイクイっとズボンの裾を引っ張られた。
「ん?何?」
「ねーねーアルテミスちゃんは何て言ってたぁ?大体の予想はつくけど・・・」
「君を取り戻しに来たそうだ。」
突然イージスはうつむいた。
「やっぱりそうかぁ・・・私・・・もう・・・あそこ・・には・・・帰りたくないのぉ」
「おいおい、泣くなよ頼むからね?ほら俺たちの部屋に帰ってジュースでも飲もうね?ほら、あそこなら七翔と渚もいるしさ!ね?」
イージスは黒乃のズボンで涙を拭いた。
「うん!今はアルテミスちゃん居ないみたいだし」
ウイーン
ドアを開けると見なれた二つの顔が見える
「あー黒乃!大丈夫だった?ケガない?」
と渚が走ってくる。
「ん、俺は大じょ」
ガバッ!
渚が抱きつく
「イージスちゃん!」
『はいはい、そうくると思ったよ』
「でさ、さっき監視の録画見たけどあの子何者?」
七翔が笑いをこらえながら言っているのがちょっとウザイ。
「俺はよく分からないんだが、イージスによると同じ生物兵器らしい、そうなんだろ?」
「うん、記憶がないんだけどぉ。」
七翔が少し真剣な顔をして聞く。
「じゃ、他にも君見たいな生物兵器になっちゃった子は何人くらい居るか分かる?」
「ん〜分からないですぅ、ごめんなさぃ。」
「そっか、ごめんね。」
今度は渚が片ひざをつきイージスと同じ目線になった。
「ここは安全だからね、この部屋内だったら好きに使っていいよ。」
「はい〜わかりましたぁ〜」
満面の笑みでイージスは答える
「きゃぁぁ!かわいすぎるぅぅぅ!もう!なでなでしちゃう〜」
俺と七翔はその光景を暖かい目で見守った。
これから渚に頼みごとがあったらイージス経由で言うことにしよう。
〜夜〜
俺はイージスを連れてあるところに向かう途中・・・
トイレだ。
「ったく場所教えただろう?」
「いーやぁだぁ、怖いもん、」
「まったく・・・」
「うん、ありがとぉ」
ズシーン
大きなゆれを近くで感じた。
「おおっ!イージス!大丈夫か?」
「う、うん!大丈夫ぅ」
そういってトイレから出てくると少し疲れ気味だった。
「そうか 良かった、あいつがまた来たのかと思ったよ。」
「大丈夫だよぉ・・・半径25q以内には・・・居ないからぁ」
「そうかそうか、なら心配いら・・・何だって?」
「私ね・・・この手で触ってこの目で見た色々な生命体を半径25qなら何処にいるか分かるんですぅ」
「もっと早く言ってくれればこっちもそれなりの対処が出来たんだけどなぁ」
「ごめんなさい〜検査中で探知バルスを発動できなかったんですぅ」
「たんちばるす?」
「はい〜まだ未完成なのぉだから地震みたいに揺れちゃったり、すごく疲れて寝ちゃうんですけどぉ、でもマスターすればそれもなくなるんですぅ」
「そうかぁ、まー疲れただろう?もう寝よう。」
「はい〜じゃ・・・おんぶ・・・いいですかぁ?」
「そんな話されたらしなきゃいけないだろうが」
「えへヘあとねアルテミスちゃんを見て思い出したことがあるのぉ」
「何?」
「私・・の、本・・の・・前は・・・なのぉ」
「そうか」
「これからもよろしくな セレネ」
「すーすーすー・・・・」
第七話 セレネ
あとがき
申し訳ない!多大なる迷惑をかけました
まー大体の構想は出来てたんですが^^;;
何言ってもいい訳ですね すまねえ
遅くなったが次よろしくお願いします。
サブタイがネタバレかな?ちと心配です。
ではAM1時をお知らせします
申し訳ない!多大なる迷惑をかけました
まー大体の構想は出来てたんですが^^;;
何言ってもいい訳ですね すまねえ
遅くなったが次よろしくお願いします。
サブタイがネタバレかな?ちと心配です。
ではAM1時をお知らせします
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