開けると同時に後方の車が爆発する。
あーこれはと俺はつぶやきながら、銃弾を装填する。
一応、撃ってみる。しかし、どうすることも出来ない。
それもそうか。人数がわからないんだからな。
その時。寝ていたはずのセレネが
「敵は4組。1組2人です。」
おおそうか。爆発もあったってことは、手榴弾でも持ってるな。
横で七翔がM24の準備をしている。
「どうして最前線に居てアルテミスを奪われた?」
・・・なにもいえない。
「どうして、お前が居て。渚がケガをしている?」
・・・ナニモイエナイ
「どうして!答えろ!黒乃っ!」
・・・なにも、ナニも、ナニモ・・・煩い!うるさい!ウルサイ!
「お前になにがわかる!目の前で!傷ついた人々を見て!」
俺はもう敵には目を向けていなかった。しかし七翔は。
「わからんね。」
突き飛ばすように言った。
「わからんさ!だけどね!アルテミスは確実にもう一度くる!今度はセレネを殺りに!」
「その時に、何も守れなかったら!もうどうしようもないんだよ!」
七翔が言いたいことが解った。あの時。何もできなかったのが悔しいのだ。だから、その場に居た俺に。
「なぁ・・・俺らのしてることって、間違ってるのかな。」
その問には俺は。
「間違ってるとか、間違ってないとかじゃないと思う。」
「どういうことだ?」
「俺らはこの組織を守る。セレネを。渚を。そしてお前を。そういうことだけで、いいと思う。」
七翔は、
「そうだな。なら今守らないと。何もないな。」
「そうだな!」
「「ならば!さくっと行きますか。!」」
七翔と黒乃は同時に銃を炸裂させる。
そうやって、二人は、また会話するように、撃ち始める。
15分後
「はっはっは!」
「いきなり笑うな!気持ちわるい!」
俺は七翔の頭を叩いた。
「いやー、久しぶりに思いっきり撃った。」
いつも撃ってるくせに。
「あーはいはい。もうすぐ新潟よ。」
そうか、もうすぐか。
「頑張りますか。」
セレネがまた眼を覚まし。
「おー」
「「あはははは!!!!」」
みんなが笑う。俺も笑える。
そういう場所なら。きっと守っていけると思う。
きっと。
「アルテミスはどうかね?」
怪しげな人が研究員に問う。
「微妙ですね。結構なダメージを受けてますから。」
研究員がアルテミスを見ながら答える。
「しかし、力が弱かったじゃないですか?」
怪しげな人がまた問う。
「あれはテストですよ?それを無茶に使うから。」
研究員があきれて捨てるように言った。
「しかし、テストは終わったんだろう?」
怪しげな人が笑みを浮かべながら、研究員に聞く。
「はい。おそらく不備なく使えるかと。」
「そうか、ではよろしくお願いしますよ。」
「はい。」
怪しげな人が席を立つ。
「さぁはじめよう。計画を。」
そしてその者は消えていった。
第拾四話 心と想いと
あとがき
はいどうっも。ちょっと内容薄いですね。
つうか、書く気が起きませんでした。
もっと鬱展開にしようと思ったのに。
さて次はだっれかなー・・・
がんばってデス。
はいどうっも。ちょっと内容薄いですね。
つうか、書く気が起きませんでした。
もっと鬱展開にしようと思ったのに。
さて次はだっれかなー・・・
がんばってデス。
text by鈴星の音色